4・5ヶ月前からコンポストを始めました。
しかも全くのゼロ円です!
普通はビートモスとかくん炭とかの基材を購入し、生ゴミと混ぜて効率よく分解させるのが主流ですが、
いやいや、生ゴミにお金かけるくらいだったら、コンポストやめて普通にゴミとして捨てますよ。
というケチな私。
どうせ失敗するだろうと思ってはじめたのが、意外に順調(まぁ、何度かトラブルには見舞われましたけど)に生ゴミのコンポスト化に成功。
0円で始めたい!という方にシェアします!
コンポストをはじめたきっかけ
肉の骨
NZで主婦として生活し始めてから思ったのことの一つに、家庭の生ごみの量が意外に多い
特に、NZでは肉類は骨付きのままで売っていることが多く、薄切り肉なんかないといっても過言ではありません。
アジア食材店に行ったらあるよ~ただし割高だけどね悲。
なので、うす薄切り肉を食べたいときは、2キロぐらいの骨付き塊肉を買って、なるべく薄く!薄-く!切る!
ということをしています。
そのため、我が家は肉の骨のゴミが多い(ような気がする)。
夏場のハエが半端ない
NZは基本的にハエが家によく入ってきます。
というのも、日本みたいに網戸が標準装備されてない。
こんな感じで玄関のメインドアに1枚網戸があるだけで残りの窓は開放感抜群。
料理を始めた途端にハエが外から押し寄せてくるのなんの。
ただ、料理が終わってしばらくするとほとんどのハエはいなくなるんです。
外へ飛んでっちゃったのかしら♪
と思っていたら、、、、。
奴らはキッチンにあるゴミ箱の中に潜んでいたんです。
開けた瞬間、ものすごい数のハエがぶゎーん!
特に上記でお話したお肉の骨が生ゴミとして入ってる時はハエの数が多いこと!
これはどうにかせねばということで、コンポストを始めたわけでした。
0円コンポスト(Babuchef流)
必要なものは以下のとおり。
準備するもの
- 米のとぎ汁発酵液
- 生ゴミ
- 土
- 蓋がついている背が高めのプラステック容器 (20Lくらいがベスト)
- 新聞紙もしくは広告
- ダンボール箱 2枚
- ガムテープもしくはPPテープ
- 古着
プラスティック容器は正直、蓋とある程度の容量さえあれば何でもいいです(透明の衣装ケースとかでも可)。
この中で引っかかるのが、米のとぎ汁発酵液だと思います。
これは簡単に0円で自作可能です。
米のとぎ汁発酵液
- 米を研ぐ。この時、湯冷まし水(一度沸騰させた水)で洗う。
- 1で研いだ一番液をペットボトルに入れる。
- お砂糖と塩を入れ、上下に混ぜる。
- 毎日1回は蓋を開けて空気を入れてあげる。
- 2~3日常温で放置。
- シュワシュワ泡が出てきたら完成。
これで準備完了です。
それではコンポストを仕込んでいきましょう。
手順
- 用意したプラスティック容器に土をシャベル3杯分くらい入れる。
- 米のとぎ汁乳酸液を入れる。(土が軽く湿るくらいまで 例:クッキー生地の硬さ)
- 生ゴミを入れる。(初回は水っぽくないものが理想)
- かき混ぜる。
- 3・4を毎日繰り返す(1ヶ月間)。
- ダンボールを組み立てる。
2枚とも底部を作り、1枚の上部はフラップ4枚を立てた状態でそれぞれの角をPPテープで固定し、縦長の直方体になるよう作成(容器として使う)、もう1枚のほうの上部はそのまま(フラップがペラペラした状態)にしておく(蓋として使う)。 - ダンボールをテープで目張りし、虫の進入経路を塞ぐ。
- 縦長(容器として使うほう)のダンボールの底に新聞紙もしくは広告を敷く。
- 5のコンポストを8に移す。
- 古着をはさみで切って広げ1枚の布にし、ダンボールに蓋をする。
- 9の上からもう一方のダンボールで蓋をし、完全に虫が入らないようにする。
- 毎日かき混ぜる(もう生ゴミは入れない。生ゴミを完全に分解させる。)
- 1~2ヶ月すればほとんどのものは分解される。
- 9で空になったプラスティック容器で新たに手順1から始める。
初日にコンポストを仕込んでから、気温が暖かければ翌日、低ければ翌々日には白いカビがちらほらみられると思います。
そうなったら成功。
生ゴミ投入・かき混ぜるを毎日繰り返すだけです。
時々臭いがひどくなるときがありますが、そんな時は土を入れて米のとぎ汁乳酸液を少し足してください。
分解しやすいものとしにくいもの
Babuchef流のコンポスト方法でこれまで分解されたものは数知れず。
こんなものも分解されました。
- とうもろこしの芯
- 肉の骨(硬い部分もいずれは分解される)
逆に分解しにくかったものは
- キャベツの葉
- にんじん・ジャガイモの皮
その他にも揚げ物した後の廃油や、カビが生えた餅などなんでも入れてしまって大丈夫。
いずれは堆肥になります。
ただし、水分量には注意してください。
水分が多すぎると中で腐ってしまい、異臭を放ちます。
めちゃめちゃ臭いよー!ドブみたいなニオイ(私は何回かやらかしてます)。
そうなったら土もしくは落ち葉をせっせか集めて、入れてあげる。
こうすることで、水分をコントロールします。
土や落ち葉の中に潜んでいる微生物が分解を手助けしてくれるので、この時に限らず定期的に入れてもいいと思います。
ハエにはご用心
コンポストの容器の蓋をちゃんと密閉する!これだけは注意してもらいたいです。
そうじゃないと、コンポストの匂いからハエが寄って来て、卵を産み付けてしまう。
それが孵化し大量のウジ虫が発生します。
私もかつて何度かやられました。
最初は無知だったので、このぐらいの隙間大丈夫でしょうと思い何も対策をしませんでした。
しかし奴らは頭がいい。
見事に卵を産み付けられ、中がウジ虫のお城と化してしまいました。
見るのも気持ち悪いけど、これが全部ハエになってしまっては、ハエ対策も兼ねて始めたコンポストが、逆に大量のハエを産み出してしまうことになる!
ということで、丸2日かけて、ウジ虫の幼虫をコンポストからとりだしました。
その数、おそらく200~300。あるいはそれ以上かも。
夢の中にウジ虫が出てくるぅぅぅ~
そんなわけで、ハエ対策はキチンとしたほうが懸命です!
こんな感じにまで分解されます
このコンポストは2号機。
1ヶ月間あらゆる生ゴミをいれ、ダンボールに移してから2週間経ったものです。
これはスイカが2玉、トウモロコシ10本、鳥の骨も20本以上、その他あらゆるものを入れましたが、見てのとおり結構分解が進んでいます。
1号機はもうすでに、庭の畑の堆肥として活躍してくれています!
私の0円コンポストいかがでしたか?
身近にあるものでしかも0円で始められるので、興味はあるけどなかなか手を出すのに勇気がいる、、、そんな方におすすめです。
できた上がったコンポストは栄養抜群の堆肥として使えるので、お庭でガーデニングされてる方もぜひチャレンジしてみてください!
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