こんにちは。すいません、暫くの間更新が途絶えてました>_<
今回はNZの運転免許取得についてお話しますね。
というのも、先日ついにNZの運転免許書を取得したんです!
NZで日本の運転免許をNZの運転免許に書き換える条件は以下の通り。
日本で普通自動車運転免許を2年以上持っている。
条件2
日本の運転免許の有効期限が切れている際は、切れてから1年未満であること。
これだけ。
私はそれまで日本で10年以上運転免許を保持していたので、何も問題がないと思っていたものの思わぬ落とし穴が、、、そのせいで免許取得に大変苦労しました。もし私の様な状況の方がいらっしゃったら参考になればと思います。
悲劇のはじまり-日本の運転免許の期限が切れちゃった!
あれよあれよと時が過ぎ、日本の運転免許書の有効期限が切れてしまいました。
更新ハガキが届いてるよーと日本にいる両親から連絡があったのですが、妊娠でつわりに苦しんでいたのと、仕事も長期のお休みをもらうのが難しい時期だったため、更新時期に帰ることを断念。
ただ、海外に長期間滞在しているという理由があれば、免許書の有効期限がきても3年以内であれば、再試験なしで免許を再取得できると聞いていたので、この時は特に何も思いませんでした。
免許切れちゃったけど、、、、なんとかなるっしょ!
そして出産後しばらくは、赤ちゃんのお世話に追われ、日中は殆ど家の中で過ごし、外にお出かけする必要性も時間も余りありませんでした。
日本での免許再取得
そして今から半年前、日本に一時帰国。無事に運転免許を再取得し、あっという間に2週間の日本滞在が終わってしまい、もう少し長く居れればよかったなぁーと少々悔やみながらNZに戻りました。
運転免許の必要性を感じ始める、、、(遅い!!)
NZに戻ってきてから暫く経ったころから、子どものハイハイが本格的に始まり、つかまり立ち、ついには歩き始め、ぐっと行動範囲が広がりました。特に歩き始めてからは家の中では物足りず、公園に行ったりお休みの日はバディにビーチに連れて行ってもらったり、、。あと、近所のプレイグループにも参加するようになって外出する頻度も増えました。私の運転免許があれば、バディ(夫)がお仕事の時も子どもを連れ出して遊びにいけるし、雨の日だってきにしなくていいんだけど。
やっぱりNZで暮らすには運転免許が必要だわ、、、
ということで、とうとうNZの免許を取得しようと決意しました。
免許書を翻訳してもらう
まずはじめに日本の免許書の翻訳を準備。日本総領事館でも発行してくれるのですが。
私はオークランドシティから離れたところに住んでるのでNZTA認定の翻訳家さんにお願いしました。
Cityまでの往復の交通費を考えたら、領事館よりも翻訳家さんに頼んだほうが安いよー。
1週間ほどでこちらの翻訳書が郵送で到着。
この書類と免許書書き換えの申込用紙、パスポート、運転に必要なメガネを持って早速近くにあるAAオートセンターへ行きました。
ちなみに、NZTAとは(ニュージーランド トランスポート エージェンシー)のことで、運転免許に関するあらゆる手続きを請け負っている公的機関です。
ただし、受付窓口業務は民間のAAショップもしくはVTNZに委託しています。なので、どちらかのショップに行って運転免許書き換えの申し込みをすることになります。
(因みにどこのショップでもやっているわけではないので、それぞれのウエブサイトから事前に調べてから行って下さいね。)
NZの運転免許取得に挑む(AA編)
AAは土日と平日の朝は忙しいと聞いていたので時間をずらして行ってみたものの、それでもカウンター前に受付待ちの人が結構並んでいます。なんと1時間!!くらい待ってようやく私の順番が来ました。
AAには平日の朝一番に行くのがおすすめ!
必要な書類を出して、受付のインディアン系のおばさまが私の書類に目を通しているのを待ちます。
暫くしておばさまが
これじゃあ、書き換えできないわ。あなたが日本の運転免許を初めて取得した日が、翻訳書類に明確に記載されてれてないの。
何だとー!?
確かによく見てみると、翻訳書類には「最初に運転免許証の交付を受けた西暦が2003年」としか記載されていません。
その下には「自動車運転免許証の取得日」が記載されているものの、半年前に一時帰国した際に交付してもらった2018年の日付が記載されており、私が一番初めに普通自動車運転免許を取得した2007年の日付がどこにも記載されていなかったんです。
OMG!!!!!
おばさま曰く、普通自動車運転免許の取得日が翻訳書類に書かれている2003年だとするならば、明らかに2年以上前ではあるものの、明確な日付が書かれた何かしらの書類が必要。
その下の2018年の日付を取ったとしても、交付から2年以上経ってないので書き換えできないと言われました。
申請用紙にリファレンスナンバーを書いておくから、ちゃんと明確な日付が書かれた書類が揃ったらこの紙を持ってもう一度出直して来て!
と言って、私の番は終了。
ぐぅぅぅぅ~。こんだけ待って免許書き換えできないとは、、、、悲
何も問題なく書き換えできると思っていた私はまさかの事態にびっくり。
駐車場で私を待ってくれてたバディに事情を説明すると、もしかしたらVTNZだったら書き換えできるかもしれないからそこに行こうと。
いやー、書類が足りないから無理だよと言っても、私の話を聞かないのなんの。(こういうとこ直して欲しいわ、、、)
そして、その足でVTNZに行くことに。。。
NZの運転免許取得に挑む(VTNZ編)
近所にあるVTNZに向かいました。
ここはそんなに混んでおらず、すぐに私の順番がきました。
受付してくれたのはKIWIの若い女の子。この仕事を始めたばかりなのか、デスクには免許書書き換えに関する分厚いマニュアル本が置かれていました。
彼女にAAで起こった事情を説明しました。
すると彼女はマニュアル本を取り出し、Japanese drivers licenceの項目をジーっと眺めています。
しばらくすると、彼女は電話を取り出し
よくわからないから、NZTAに電話してみるね!
と言って、NZの免許書発行機関であるNZTAに直接問い合わせてくれました。
どうやら電話ではNZTA側も判断がつきにくいから、わたしの持っているすべての書類(翻訳書類、申込書、日本の免許書のコピー、パスポートのコピー)をスキャンしてNZTAに送ってくれとのこと。
彼女はすぐに私の書類をスキャンして送ってくれました。
回答は後日、直接私に電話をくれるとのこと。
週末までには回答があったらいいねー♪
と肩を落とす私に優しく言い残してくれました。
バディにVTNZであった出来事を説明し、すぐ回答くれたらいいんだけどーと言いながら、トボトボ家路につきました。
情報の整理と翻訳書類の謎の解明
今回AAショップ・VTNZに行って、自分が思っていた自身の運転免許に関する情報と翻訳書類に記載されている情報が大幅に違うことに気付いた私。
帰宅後、実際の運転免許書と、免許書の翻訳書類を見比べ、双方の情報を整理することにしました(遅い!もっと早くやっとけー!)。
問題1:謎の運転免許書交付年
まず、AAで言われた2003年の日付。
あの時おばさまには詳しく言わなかったんですが、確か私は2007年に車の免許をとったはず。
なぜ2003年?
翻訳が間違ってる?
と思い、運転免許書の番号等の意味が載っているこちらのHPを参考に運転免許書と翻訳書類を照らし合わせて見ました。
それによると、免許書番号の左から3・4番目のふた桁は“最初に運転免許証の交付を受けた西暦”とのこと。
わたしの免許書を確認すると、確かに左から3・4番目のふた桁が03になっているので、翻訳書類の2003年は間違っていないみたい、、
ここであることを思い出しました。
あっ!そういえば車の免許を取る前に、原付免許を取ったんだった!うん、確かあれは2003年。
なるほどー、これで2003年の謎は解けました。どちらにしろ、原付免許の取得日なので今回の件とは関係なし。
問題2:謎の自動車免許取得日
なぜ、最初に自動車運転免許を取得した2007年の日付が記載されないのか、、、。
ふと頭によぎったのが、NZ滞在中に一度日本の運転免許の有効期限が切れてしまったこと。
もしかしてと思い、調べてみると予感的中。
一度有効期限が切れてしまった免許は、いかなる理由があれど、一度失効した扱いになるようなんです。
そして、わたしのように特別な理由で免許書を再交付された人は、免許書の左下に記載されている取得日が、最初に普通自動車運転免許を取得した日付ではなく再交付された日付に変更されてしまいます。
なるほど、だからか!っていうことは、、、これじゃNZの免許に書き換え今すぐできないじゃん!!2年待つか!? 無理ー!!長すぎる!
ちなみに、NZTAから私の免許書き換えに関する審査結果の電話は架かってきませんでした。(連絡するとか言いつつ全く音沙汰ないのはNZではよくあることなのであまりきにしませんでした。)
救済策!「運転免許経歴証明書」
免許書の書き換えを半ば諦めかけたものの、私の様な状況の人が他にもいるはず!!と思い、ネットで色々調べてみました。
そしたら案の定、私とまったく同じ状況に陥った人を発見!
その人いわく、「運転免許経歴証明書」というのがどうやら必要らしいというのがわかりました。
運転免許経歴証明書とは?
「運転免許経歴証明書」はこれまで取得した運転免許の履歴が記載されているもので、都道府県にある“自動車安全運転センター”に申請することで交付してもらえます。
ちなみに、日本語の他に英語でも交付してもらえ、費用は確か600円くらい。
申請には本人の直筆の申請書が必要。
私の様に特別な理由があって本人が直接申請に出向くことができない場合は親族に委任することが可能で、その場合は委任状が必要です。
なので、NZにいる私は委任状を書き、日本の実家に国際郵便で送り、母親に代理で申請してもらうという方法で入手しました。(こういう時、海外に住んでると、直筆の書類しか受け付けてくれない日本の行政機関への手続きはめんどくさいなーと思う私、、、。)
1週間ほどで実家に到着、そしてそれを国際郵便で送ってもらったのでさらに1週間掛かり、ようやく私の手元に届きました。
届いたのがこれ。
念のために英語表記と日本語表記、どちらとも取り寄せました。
この書類には最初に免許を取得した日付と失効した日付が記載されています。
やはり普通自動車運転免許の初取得日は2007年と書かれていました。
これでNZ運転免許書に書き換えできるはず!!!
VTNZへ再トライ!
そうこうしているうちに、家の引越しが決まってしまい、荷造りやらなんやらで忙しくなってしまった私。
引越が済んでしばらく経って落ち着いてから、新しい住居の近くにあるVTNZにて、免許書き換え申し込みを再トライすることにしました。
ここのVTNZも空き空き。すぐに私の順番が来ました。
受付のKIWIのおば様に事情を説明し、すべての書類を手渡しました。
しばらくすると
「この書類は何?」
と運転免許経歴証明書のことを聞かれました。
聞かれることは私の想定内だったので、なぜこの書類を準備したのか説明しました。
でも、、、、
これじゃあ、書き換えできないわ。
えっ?何で?(若干逆ギレ気味)
この運転免許経歴証明書は英語に翻訳されてるみたいだけど、NZTA認定の翻訳士のスタンプが押されていないから正式な書類とは認められないわ。
ちょっと待って!これは翻訳士に頼んだものではなく、運転免許経歴証明書が発行する機関が直接翻訳した書類なんです。発行した機関が英語で書いてるのに、受け付けられないの?。わけがわからないんだけど!
そういわれてもルールだからね。これは正式な文書として受け付けられないわ。
このように、おばさまは受け付けられないの一点張り。
もうどうしていいかわからず、この日も敗北感たっぷりで家路につきました。
NZTAに直接電話
どうしていいのかわからなくなった私は、NZTAに直接電話することにしました。
電話の窓口は若い女の人。
これまでの長ーい事情を説明し、どうしたらいいのかと尋ねました。
するとお姉さんは「最初に行ったAAもしくはVTNZでリファレンスナンバーをもらってない?」と聞いてきました。
一番初めに行ったAAでインディアンのおば様からリファレンスナンバーをもらったのを思い出し、その番号を伝えました。
暫くすると、そのリファレンスナンバーからお姉さんのPCに私の情報が出てきたらしく、
えーっと、なるほどなるほど。あなたの免許の書き換えに関する問い合わせがVTNZから以前あったみたいねー。覚えてる?
覚えてます。でも、あのあと何も返事が無くて。
そうだったの、ごめんなさいね。クリスマス前だったから忙しかったのかもね。
とにかく、こちらで精査した結果はOKよ!あなたの問題は解決済み!いつでも書き換えできるわ!
えーっ??実は最近、日本から運転免許経歴証明書を取り寄せて、それを持ってVTNZに行ったんですけど、文書が正式な翻訳と認められないからやっぱりダメって言われたんです。
それじゃあ、私が今から言うリファレンスナンバーをAAショップかVTNZに行った時にお店の人に伝えて。この番号から、あなたの問題は解決済みで、免許書の書き換えできるということがシステム上でわかるようにしておくから!
なぜ私の問題が解決されたのかハッキリと理由わからなかったのですが、とりあえずお姉さんありがとう!と言って電話を切りました。
そして、その日の午後に書き換え申し込みに再トライすることに。
前回行ったVTNZの、あの頑固で聞く耳を持たないおばさんに会いたくなかったので、今回は家から少し離れたところにあるAAショップに行くことにました。
4度目の正直-免許書書き換えに成功
AAショップに到着。
このショップは一番初めに行ったAAショップに比べると比較的空いています。
10分ぐらいして、私の順番になり、中国系の男の人が私の対応をしてくれました。
今までの長----い経緯を説明し、NZTAのお姉さんとのやりとりと、貰ったリファレンスナンバーを伝えました。
お兄さんは事情を理解したようで、とりあえずパスポートと申請書、日本の免許書と翻訳書類を出すよう私に指示。
暫くの間、お兄さんは書類とPCをにらめっこ。
そしたら、やっぱりちょっと疑問があるからNZTAに直接聞くと自ら電話し始めました。
やっぱりダメって言われたらどうしよう~。
と、少々ドキドキしながらお兄さんの電話を待ちました。
お兄さんとNZTAとの会話を聞く限りでは、やはり私の免許書の初取得日が問題になっている様子。
そしたら突然、私になにか他に免許書の初取得日を示す書類はないかお兄さんが聞いてきました。
私は持っていた運転免許経歴書を差し出しました。
それを手に、お兄さんはまたNZTAとの会話に戻り5分ほど経過。OKという声と共に電話を切りました。
さてさて、結果はいかに、、、
今確認が取れて、書き換えできるよ。
と。
WooHoo! やったぁぁぁぁ!(涙)
ようやく、この長い道のりが終わりました!
このあと、お兄さんが私の申請書、パスポートのコピー、免許書のコピー、翻訳書のコピー、そして運転免許経歴書のコピーをとり、書類手続きは完了。
その後、視力検査と免許書の写真撮影をしてくれました。
お兄さんに、1週間ぐらいで届くはずだからと言われ、ちょうどそれぐらいにNZの運転免許書が自宅に届きまし。
結局、何が問題だったのか?
以上のように、私はNZの運転免許書切り替えにかなり苦労しました。
1番の原因
これは日本の運転免許の有効期限が切れてしまったこと。
日本で再交付を受けた後NZの運転免許に切り替えしようとしたので、かなり複雑な事態に陥ってしまいました。
その他の要因
そして、その私の複雑な状況をAAショップやVTNZの窓口の人がいかに対応してくれるかも、その後を左右する要因の一つだったと思います。
AAショップの後に行ったVTNZの女の子のように親切な人はNZTAに直接問い合わせたりしてくれますが、中には2回目に行ったVTNZのおばさまのような頭でっかちで不親切な人もいます。(現にVTNZのおばさまに拒否された運転免許経歴証明書は、後のAAショップのお兄さんには受理されましたし。)
私の意見ですが、2回目に行ったVTNZのおばさまがNZTAにその場で問い合わせてくれていれば、こんなに苦労しなかったのではないかと思います。
あくまで私の想像ですが(笑)
私と同じような状況にならないためにも、これからNZの運転免許に切り替えする方は以下の点参考にしてください
- 日本の免許の有効期限が切れても、1年以内ならNZの免許に書き換えできるので、日本で免許を再交付の手続きをする前に、直ちにNZの運転免書き替えを行うべし
- もし日本で運転免許の再交付を受けた場合、その足で自動車安全運転センターに行って運転免許経歴書を申し込むべし
- とりあえず、わからないことがあればVTNZに直接問い合わせるべし
(VTNZやAAの受付窓口の人のいうことは基本あてにしてはいけない)
ほんと、無事に取れてよかったー!
ちなみに、NZはAT限定とかがないので、日本でAT限定だった人もこちらではMT車に乗ることができます!!
当然、MT車に乗る技術が必要ですけどね笑
それでは、安全運転で車のドライブ楽しみましょう♪
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