ATHOPカードを紛失!そして意外な結末(前編)

ワーホリ

ATHOPカードとは

ニュージーランド、オークランドに住まわれている方はこのカードのことご存知だと思いますが、ATHOPカードとは電車やバスを利用する際使えるプリペイドカードのことで、日本で言うSUICAやICOCAみたいなものです。電車とバスの乗車時と降車時に専用機にカードをかざすだけで、自動的に支払いがされます。もちろんこのカードが無くてもバスや電車を利用できますが、カードだと割引き運賃が適用されます。カードは購入しなければなりませんが(5ドルで購入)、一度購入してしまえば、お得に電車やバスを利用できるので、市民の足には欠かせないものなんです。

駅で紛失

その日はたしか金曜日でした。いつもどおりの時間に仕事が終了。いつもだったら直帰するところ、翌日バディのお父さんのお墓参りに行く予定があったので、お墓にお供えする花を買って、家路につくことにしました。仕事場の近くにあるフラワーショップで花束を購入。これがけっこう大きいこと!店員さんが持ちやすいよう花束を紙袋に入れてくれたものの、半分以上が外に飛び出す始末笑。しかも、当時私は妊娠7カ月。ちょうどお腹が大きくなりだした頃で、かさばる身体と共にかさばる荷物を持ってヨロヨロと家路につきました笑。

花束を購入したあと電車に乗り、家の最寄り駅で下車。ATHOPカードを専用機にかざして支払いを済ませた直後、手に持っていた花束の荷物のバランスがくずれ、地面に落ちそうに。そりゃそうですよね、花束の半分以上が紙袋の外に出てるんですもん笑。慌てて花束をキャッチ。セーフっ!それ以降慎重に持って帰りました。

恐らく花束をキャッチしたこの時、はずみでATHOPカードを落としてしまったみたいなんです。ただ、私の頭は花束のことでいっぱいで、カードのことなど全く気に留めず、駅をあとにしました。

紛失に気づく

カードの紛失に気づいたのは、お休み明けの月曜日でした。いつもどおり、仕事に行く際、電車に乗ろうとしたら、カードない!家に忘れたのかなと思い、仕事から帰って家中捜索、、、それでもない!ふと脳裏をかすめたのは、あの金曜日の出来事でした。あー、、、おそらくあの時駅で落としたんだろうなぁ、、、。ガーン。というのもつい先日カードに80ドルお金をチャージしたばっかりだったのでした。カードには名前の明記もなく誰でも使える状態。気づいた頃はすでに遅し。今頃誰かに使われてるんだろうなあ、、、この時点でカードを取り返すことはあきらめました。

新しいカードの購入

カードをなくして3日経ったある日、仕事が早く終わったため、仕事帰りに駅で新しくATHOPカードを買うことに。窓口で購入しているとき、担当しているお姉さんにダメもとで失くしたカードが届いていないか聞いてみると、そのお姉さんが

「あなた、オンラインでカードの紛失届け出してるの?残高使えないように止めた?」

と聞いてきました。私は一瞬、お姉さんが何のことを言ってるかわからず???状態。お姉さんが続けて

「カードを購入したときオンラインでアカウント登録した?もし、したんだったら、オークランドトランスポートのウエブサイトから自分のアカウントにログインして、自分のカードのステータスチェックしたほうがいいわよ!そこから紛失届けが出せるし、残高を使えないように止めれるから!今すぐしたほうがいいわよ!」

この時すべてのことを思い出しました。そういえばニュージーランドに来てすぐ、このカードを購入したとき個人情報を登録した!お姉さんいい情報をありがとう!!

カードを購入し、私はその場で、携帯を使ってオークランドトランスポートのウエブサイトから自分のアカウントにログインし、自分のカードのステータスをチェックしました。

私のカードはいったい何処へ、、、

自分のアカウントからは、カード情報がこと細かく確認でき、いつどこの駅で、いくら使ったかをリアルタイムで確認できるようになっています。現代の最新テクノロジーにあまり関心がなかった私は、近年の技術の進歩に一人で感激笑。便利な世の中になったもんだなぁーと、心の中でつぶやきながら、カードのステータスをチェックしました、日付を辿って行くと、紛失したその日、確かに家の最寄の駅で私がカードをスキャンした記録が残っていました。

さて、その後が問題です。どうやら誰かが私のカードを拾った模様。その人物がこのカードを使って、私がカードを落とした駅からとある駅まで移動した記録が残っていました。それだけではなく、その日以降もバスを利用したり電車を利用したりして、私のチャージしたお金を全部使い果たしていました。

ところがこの犯人、結構オマヌケな人だったんです。後編へ続く、、、。

Babuchef

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